プシュッと音がして、廼斗の新たな爪が真島の制服に刺さる。
「痛っ!」
今度は肩の肉を少しばかり掠めたようだ。
「おお、悪い悪い。でも落ちるよりいいだろう、ははは」
廼斗は笑っているが、その瞳は冷ややかに真島を映している。
「聞きたい事が有る。俺達は異能の同胞を探している」
「い、いのう?」
「そうだ。『人ならざる力』を持つ同胞だ。何か心当たりはないか」
廼斗はまた左手に力を込め、制服を裂きながら聞いた。
「わわっ! 待って下さい。今考えますからっ!」
必死の形相で考えを巡らせる真島。廼斗は更に力を込める。
「あっ、あっ、やめて下さい。そ、そう言えば……」
「痛っ!」
今度は肩の肉を少しばかり掠めたようだ。
「おお、悪い悪い。でも落ちるよりいいだろう、ははは」
廼斗は笑っているが、その瞳は冷ややかに真島を映している。
「聞きたい事が有る。俺達は異能の同胞を探している」
「い、いのう?」
「そうだ。『人ならざる力』を持つ同胞だ。何か心当たりはないか」
廼斗はまた左手に力を込め、制服を裂きながら聞いた。
「わわっ! 待って下さい。今考えますからっ!」
必死の形相で考えを巡らせる真島。廼斗は更に力を込める。
「あっ、あっ、やめて下さい。そ、そう言えば……」



