このままでは自分の喋る隙間が無いと判断した潮は、疾風の口を塞いで強制シャットダウンを行った。
「なあ疾風。そんなことはどうでもいいからあ、先生の話を聞きなよお」
見ると世良は頬杖を付いてふて腐れていたが、疾風が黙ったのを見て漸く身体を起こした。
「すまんな、ウッショ。(潮の愛称である)そう、話はまだ続きが有ってな。応援席が寂しいから、美術部全員で観戦して欲しいんだ」
「おおかた河辺先生から赤提灯と引き換えに頼まれでもしたんでしょう?」
「なっ! これはあくまでも河辺との友情から出た案じゃないか。文化祭が終わったら大したイベントも無しで、お前らも暇になってしまうだろう?」
「なあ疾風。そんなことはどうでもいいからあ、先生の話を聞きなよお」
見ると世良は頬杖を付いてふて腐れていたが、疾風が黙ったのを見て漸く身体を起こした。
「すまんな、ウッショ。(潮の愛称である)そう、話はまだ続きが有ってな。応援席が寂しいから、美術部全員で観戦して欲しいんだ」
「おおかた河辺先生から赤提灯と引き換えに頼まれでもしたんでしょう?」
「なっ! これはあくまでも河辺との友情から出た案じゃないか。文化祭が終わったら大したイベントも無しで、お前らも暇になってしまうだろう?」



