☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜

「な、なんだよお前。こんな死に損ないを庇っても、いいこたねえぞ？」


　そう吐き捨てながら彼は、光の笑顔が剰りにも眩しくて顔をしかめる。彼女はといえば怒りで自分の血が沸々と沸き上がるのを感じていた。


「貴方達っ、いい加減にしなさいよ！」


　怒声を上げた光の中で、何かが音を立てて弾けた。すると彼女の髪の毛は逆立ち、その周りに上昇気流のような風が巻き起こった。それと同時に、不敵な笑みを浮かべた彼女の顔が輝き出す。