「遅せぇよ!!!」


『わりぃ』

校門に着くとすでに鳳凰全員が待っていた

…って全員!?


『お前ら全員来たのかよ!!』


「ったりめぇだろ!!!」

「全員鷲牙には恨みがあんだよ」

「それに…久々じゃん♪総長命令!」


そう言った新や彼方、空だけでなく憬や泰稀全員が笑顔だった

こいつら…今から何すんか分かってんのかよ…


『ったく…これからだってあんだろ?』


「え…それって…」

「そ〜ゆう事だ!!!」


意味がわからない顔をしている憬に泰稀が言った

「あ!そうだ。梓服!!!」

『お!さんきゅ…ってまたパーカーかよ…』


「な!?パーカーだっていいだろ!!!」


『はぁ…まぁいいけど…』


「なん…「梓!」


空の言葉を遮ってばぁちゃんが叫びながらこっちに向かってきた


『ばぁちゃん…』


「お前…またあんな目に遭いにいくのか!!!」


喋るなり怒鳴るばぁちゃん

『ばぁちゃん…違うよ』

「違う?」


『またあんな目に遭わないために行くんだ。』

「んな…『今あいつら助けに行かないで何かあったら…あん時より辛い…私は…大切なものを守りに行くんだ!!!』

「梓…」


『行くぞ!!!お前ら』

「おう!!!」


私達はばぁちゃんを残し龍翡達の元へ向かった…―