とめどなく溢れ出した涙がしばらく止まることはなかった…

だけど病室にいる私達全員が解放されたようにスッキリしていた…


「梓さん…あいつは必ず目覚めます…だからあなたは自分の思ったように進んでください」

「紳が目覚めたときはびしばし鍛えてやって下さい」と付け加えて謙一さんが言った


『もちろんですよ』


そうして私達は病院を後にし憬たちとも別ればぁちゃんの所に向かった