ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!

休憩スペースでぐったりしているミクが歩いてきたアタシ達に気づいて立ち上がった。





「すわったままでいいよ。無理させて悪かったね」





「こちらこそ………せっかくの練習なのに何もできなくてすみませんでした」





ミクがアタシからバッグを受け取りながら頭を下げる。





「ねぇ、アナタ達。その子、大丈夫?」





不意に後ろから声をかけられた。





この場所には似合わない優しそうな女のヒトが赤ちゃんを抱えて立っている。