昨日のことだ。





最近モデル以外の仕事をやらないかと事務所の女社長から言われていた。





急に高そうなホテルのレストランに呼び出されて行ってみると、いかにもプロデューサーって感じのオジサンと社長がいた。





夜景のキレイさには似合わないこの組み合わせにワタシは少しも楽しくなかった。





食事をしながらドラマの主役をやらないかと話を持ちかけられた。





その話に社長はわざとらしいくらいに大喜び。





それでも、ワタシはモデルがやりたい、と言い切った。





説得されるように、こんないいチャンスは滅多にないんだ、とか、リンナだったらすぐにでもスターになれるよ、とか。





そんなことに興味なんてないのに。