優しく笑うシュウジの手が弦に触れる。





ピックが弦を弾いても前のような音は出なかった。





「やっぱりダメだな。見るのも嫌でずっとしまいっぱなしだったから腕が落ちてるよ」





悲しみ色の笑顔だった。





「そんなことないよ。貸して」





アタシは脱ぎ散らかした下着とスカート、ブラウスを着てシュウジからギターを受け取る。