「そんなはずないだろ? あんなに好きだったギターなのに嫌いになれるわけがない」





やっとわかった。





今までそれを自覚するのが怖い言葉。





「アタシは、ギターを弾いてるシュウジが好きだった。でも今は―――」





今もその気持ちは変わらない。





「シュウジが好き。ギターを弾いてなくても、ただシュウジが好きなんだ」





キャラじゃない、そう笑ってくれていい。





だけどこれがアタシの正直な気持ち。