「やっぱりアタシがギターを弾くのはシュウジのためだ。





アイツが笑顔になるような演奏をしたい。





そのためには、みんなが必要なんだ。





ワガママなのはわかってる。





でも、このメンバーじゃないとできない音楽がやりたいんだ」





ゆっくりと頭を上げる。





「さすが。恋する乙女は一途だね」





笑いながらリンナはギターを鳴らした。