ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!

「アタシは今、一刻も早く帰ってギターをめちゃくちゃに弾くか、今すぐに学校を辞めたい気分だから早くしてくんない?」





スニーカーに履き替えながらアタシは吐き捨てるように言った。





「―――それは困ります!」





地味女が急に似合わない大きな声を出した。





「………は?」





「学校を辞めるのは困ります」





「はァ? 何でアンタが困んのよ?」





「それは―――私とバンドを組んでほしいからです!」





白橋ミクが勢いよく頭を下げた。





揺れる長い黒髪、眺めのスカート。





一つ一つがダサい。