ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!

それがどれだけ辛いことか、アタシには想像もできない。





もう同じステージで一緒に演奏することもできない。





「シュウジさんは自分が弾けなくなっても、エルさんには弾き続けてほしいって言ってましたよ」





いつもは遠慮がちなミクがアタシの前に立ってじっと見ている。





「だったら何でシュウジはアタシにケガのことを言わなかったんだよ?」





「言えなかったんですよ」





ミクの瞳が静かな光を放ち、アタシを貫く。