アタシの真上に広がるムカつくくらい青く晴れた空にミクの顔が現れる。





「エルさん」





あの日から、ミク達のことすら避けていた。





「話を聞いて下さい。シュウジさんのこと」





「聞きたくないよ」





起き上がるとミクの後ろにはカエデとリンナがいた。





「聞かないと前に進めないよ」





いつものように逃げるなとリンナは言ってアタシの隣にすわった。





「アタシはちゃんとシュウジの口から聞きたいだけ。それだけが真実だから」