「―――何で………シュウジが………」





力が抜けてすわり込むエル。





「ハハッ。結局シュウジにとってもオマエは遊びだったってことだよ」





やっぱりコイツは最低だ。





「もう消えなよ。それとも、またワタシに殴られたい?」





ワタシがそう言うと、タケルは舌打ちをして、消えた。





白く照らす外灯の下で、ミクは泣き続け、カエデは慰めるようにミクにより添い、地面にすわって呆然としているエルをワタシは見ているしかなかった。