ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!

言いたいだけ言い放ったアタシに驚いた三人の視線を背中に受けて、アタシは誰にぶつかろうとかまわずにズカズカと歩いていく。





「あ、あの………」





肩がぶつかったメガネの女が話しかけてきたけど、アタシは無視した。





「あの………!」





軟弱者。





それは、アタシだって一緒だ。





アイツに気に入られたくて、アイツに褒めてもらいたくて、ギターをがんばった。





バンドだって―――