「君さァ、誰のファン?」
「はァ?」
「オレ、ドラムの林。そっちがベースの森田。で、ソファにすわってるのがボーカルギターの木口。君、オレ達の演奏を聴いて気に入ってくれたんだろ?」
林と名乗ったヤツがドラムセットの向こうからニヤつきながら話しかけてきた。
「アタシが何背負ってるか、わかる?」
アタシは背中のギターケースを指差した。
「ギター?」
「ギブソンSG。アタシは入部希望なんだけど」
アタシがそう言うと押し黙る林。
「はァ?」
「オレ、ドラムの林。そっちがベースの森田。で、ソファにすわってるのがボーカルギターの木口。君、オレ達の演奏を聴いて気に入ってくれたんだろ?」
林と名乗ったヤツがドラムセットの向こうからニヤつきながら話しかけてきた。
「アタシが何背負ってるか、わかる?」
アタシは背中のギターケースを指差した。
「ギター?」
「ギブソンSG。アタシは入部希望なんだけど」
アタシがそう言うと押し黙る林。

