先生との恋☆Second・Story☆完結☆




だいたい想像はできてたし。

「あ、でも!」


続ける聖くん。


「秋モテてたよー?結構言い寄られてた」

「へぇー……」


「同じ医学科の人はあんまり詳しく知らないけど…医学部は秋達医者の医学科と看護学科で構成されてて。俺らはリハビリテーション学部でまた学科がいろいろあったんだけど特に看護学科の子に人気だったかなー…。」


「看護師さん?」

「そうそう。女の子多いしそういう話になるじゃん?むしろそういう話が主!みたいな」


「…確かに」

恋バナは女子トークの主だもん。

「しかも医学科だよ?将来の医者の卵がわんさかいるんだよ?そりゃチェックされるよねー」

……。


「関連連携ワークとかあったしそういうので接する機会もあったからさ、地味に地味ーにモテててさ。俺の学科でもいたもんね」


「聖くんの所?えっと…理学療法学科だっけ?」


医療関係はよくわかんない。

「そうそう!ってかね、そもそも俺が秋に話し掛けたきっかけって、俺の学科で一番可愛い子を振ったからだったし」

「そうなんだ……」


聖くんの話に、驚く。



学科の中で一番可愛かった子……。


大学だとそれなりに人数はいただろうし、その中で可愛いって言われるくらいだからやっぱり可愛かったんだろう。

それを振るって……。


「しかも振り方がまた真面目だったんだよー?「僕は勉強しないといけないんで」って断ったんだって」