先生との恋☆Second・Story☆完結☆




真面目に突っ込んでくれる高橋。


「そうなんだけど、そうじゃなくて」


なんていえばいいのかな。


「あたし、ここに来るまでの間に、初めて聖くんに怒られたんだよ」


そう言えば、


顔を覆っていた手を退けた高橋が、え?と首を傾げる。


「高橋が倒れたこと教えてくれて、行くよ!って引っ張られて嫌がったら。ちょっと怖かったもん。よっぽど高橋のことが心配だったんだね」

すっごく焦ってたし。


高橋大好き!って感じがすごく伝わってきたなぁ。


「……そうなんだ」


そういう高橋も、少し嬉しそうで。

怖いと言えば…

そうだ。思い出した。


「ねぇ、」


「ん?」

高橋は知ってるのかな?

「聖くんの彼女、知ってる?」


聞けば、きょとんとした後、また首を傾げる。