先生との恋☆Second・Story☆完結☆


「……ちゃんと用意終わったんだ」

「当たり前でしょ?まだやってないと思ってたの?」


「うん。……まぁ」


入った瞬間部屋を見渡して、綺麗な片付けられてあることに気付きそんな事を言った高橋。

あたしはベッドに寝てて、そこから睨み付ける。


「資料見てるの?」


「ヒマだから」

有岡君から貰った大学の資料。


全部が未知の世界って言うか……名前では学部の名前知ってたけど、具体的にどういう事を学ぶのか、


どんな職業につくのかとか、なんとなーくしか分からなかったことが細かい部分まで分かる。

「へー…寮もあるんだ」

「すごいよね。良く考えたら大学って全国規模なんだよね」

遠く、えっそんな所から来たの!?ってくらい遠い県からも来るから。

競争率もかなり高いみたい。


受験者数と合格者数のグラフを見て、間違いじゃないかって思ったもん。

すごく大変な倍率の中を努力して勝ち上がってきたから……。

「みんな、楽しそうにキャンパスライフ送ってるんだよね」

笑顔、笑顔。笑顔ばっかり。


「…大学は楽しかったですよ」

ぽつりと言った高橋に顔を上げる。