へへ、って笑う聖君。
なんか、ちょっと違和感。
「……何かあったの?」
「へ?」
「変」
「ひどっ!バッサリ言うねー!」
「うるさいってば。ここ病室!」
傷付いたように胸を押さえてバッタリとベッドの上に倒れた聖君に冷めた視線を向けた。
はしゃいでんのか、無理に振る舞ってんのか分かんないけど。
いつもよりも空元気と言うか…なんか違う気がする。
「心ちゃんみたいに会いに行こうと思っていけたら良いのにね」
「……分かんない」
考えてみるけどさっぱりで首を傾げればふって笑われた。
「ま、また家に遊びに行くってこと!どうせ秋ん家にいるんでしょ?」
どうせ……って言うのがムカつくけど。
「一応、そのつもり…だけど……」
「けど?」
そこで止まったあたしに、首を傾げる聖君。



