先生との恋☆Second・Story☆完結☆



「絶対浪人してる人だって思われるじゃん」


それに、ただの見学人が本気で大学に行きたいって思ってる人達と見学して良いものか……。


少しブスッとした顔で言ったから、それを見て笑いだす有岡くん。


「や、岡本意外と現役で行けるかもよ?」


「無理だよ」


「制服まだ入んだろ?着ていったら?」


「同じ学校の子来てたらどうすんのよ」


「大丈夫だって」


どこが大丈夫なのか……。


浪人の人って思われるのも嫌だし、現役も……制服は入るけど無理。



羞恥心が半端じゃない。


「いやだ」


行きたいけど、そういうのは……。

せっかく誘ってくれたのに申し訳ないけれど。


ハッキリと断れば、有岡くんは少し視線を泳がせ何かを考え込んでるよう……。




「じゃあさ」


少し間が空いて、再び話始めた有岡くんを横目で見る。