先生との恋☆Second・Story☆完結☆




やけに気遣いすぎる先生にうんざりして。

「大丈夫ですから気にしないでください」

って言って普通に生活してたっけ。

それで自分では無理したつもりも無かったんだけど…。

ある日体が耐えきれなかったみたいで


発作が起きてしばらく入院をするハメになった。


……情報って、すぐに知れ渡るから。 学校に救急車がきたならなおさら。


他の学年だって何があったのか聞いてきたって、後から聞いたし…。


せっかく隠してたのに、たった一回の発作で意図も簡単にばれてしまった。


…そう考えると有岡くんも。


あたしの病気の事知ってるよね。

…結局。

手術した今でも。

病気に縛られていくんだ……。


[なーんか、美人さんがいるって]

[……へ?]


沈んでいく気持ちとは反対に、

楽しそうな間延びした有岡くんの声。


言葉の意味を頭が瞬時に理解して、気が抜けた。


ヤバイ、今ものすごく変な声が出た。

咄嗟に手で口を覆って有岡くんを見る。


てっきり病気の話かと思っていたのに、全く違って。


[話し掛けたくても冷たくあしらわれるとか、相手にされないとか、男子には絶対笑わないとか結構言われてて。
俺の周りにも結構岡本さんに話掛けたいって言ってた奴いたんだよなー]


[………]


ははは、って有岡くんは笑いながら言ってるけど。


や、間違っては無い。


今言ったこと、思い返してみれば間違った事を言ってる訳じゃないけど……。