先生との恋☆Second・Story☆完結☆



不思議に思って聞けば、有岡くんはにっこり笑い。


[俺も同じだったし!俺ら同級生だよ]

まるで仲の良かった友達と久しぶりに再会したようにテンションが上がりだす。


[同級生?]


聞き返せばうんうん、と頷く。


隣の有岡くんの顔を見上げてよく見てみるけど……。


………。いたっけ?


[え、何組?]

[俺6!岡本さん1組だったでしょ?]


そうだったけど……何でそこまで詳しいの。


1組と6組、と言えばクラス離れてるしで全く接点が無かった。


階段も1組に近い側を使うから、6組の前を通ることもほとんどなかったし…


友達も6組にはいなかったから、行くこともなかったな。

学年集会等で集まるときはあったけど、わざわざ遠くの方に並んでる人を眺めるような趣味は無かったし。


それなのに。


あたしのこと知ってたんだ。

僅かに引きながら彼を見つめていると、それに気付いたらしく。