腹から叫べ!


「でもマネージャーも泳いでただろ?」

「まあそうですね。でも髪の毛がパサパサになるので嫌だったんですよ。」

「じゃあなんで水泳部に入ったんだよ。」

「ダイエットのためです。」

「「は?」」

「そりゃねーだろオイ。」


雑談をしているとチャラい格好をした5人の男が近寄ってきた。

「はい彼女〜。かわいいね〜。名前は?」

「…は?」

ユラを女と間違えて声をかけてきたらしい。

「なんですか。」

「そこでお茶でもしない?」

男が指差したのはナイン家の海の家だった。

よりによってそこかよ。