誰かが屋上にやってくる足音がした。 「ヤバくね?先生とかに見つかったら…。」 「は?お菓子オーケーだから大丈夫だろ。」 そうだけど…なんかいけないことしてる気がするのは、このメンバーだからか? ガンッと大きな音を立てて屋上のドアが開いた。 「あ、池上く…「池上!早まるな!」 やってきたのは池上君で、担任が彼を追いかけてきたようだ。 池上君はフェンスを飛び越えた。 「来るな!」 池上君は声を張り上げて叫ぶ。 …ん? …あれ?