持って帰ってきた 仕事を俺はパソコンを開けて 始めることにした。 カタカタカタカタ… いつもの『残業係』のように 俺とクリック音、キーボードをはじく音。 ときどきため息。 「あれ~、あの書類どこやったかな…」 俺はガサガサと 出勤鞄の中を探した。 その中に見つけた あの文字。 『大切なあの人に…』 俺は それを取り出して、 ページを開いた。 同じような輪が並び 俺は眉間をつまんだ。 「何がいいかわかんねーよ…」 そしてまた その雑誌を鞄へ直した。