クスクスと笑って、お兄ちゃんはソファーに座った。 「泣いてるー」 意地悪くそう言って、飲み込んだソーダにお兄ちゃんもうるっとした。 「自分もじゃん」 指差して笑う。 うるせーと、照れた表情で怒った良兄。 そんな私達を、呆れながらなだめるお母さん。 「良、いつもごくろーさん!あんたが居てくれて助かるよ」 私が眠りにつくごろ、母さん良兄にいった。 眠たくて眠たくて、私はそこまで聞くと自分の部屋へといった。 その後、お兄ちゃんとお母さんの間で何を話したのかは分からない。