と同時にページをめくる。 私はゆっくりと確実に問題を解いていった。 国語も得意の私。 でも、文章から引き出すのはあまり得意ではなかった。 国語の草木先生は、質問をすれば優しく説明をしてくれる人だ。 でも、今日は先生はいない。 そして、代わりに私の嫌いな先生。 河津 源子。 担当学課は、音楽。 そして、吹奏楽部の顧問。 人の気にしていることをなにも気にせず言ってくるし、何よりも逆らえば攻撃をうける。 厄介なそして、先生としてはあるまじき人だ。