「ねえ、増田く~ん」 ハルカの声がした。 連を探している。 白亜には、それが、悪魔の声に聞こえる。 連は、白亜を見て、吐息をつくと、 「ここだけど?」 ハルカに返事をした。 それから、ピアスを、白亜の手に、放り込んだ。 「いらなかったら、捨てて」