アセトアルデヒドの悪戯(イタズラ)

けれど、タメイキをついて、一緒に、何かを吐き出してしまった。


「言わない」


一瞬目を閉じて。

それから、綺麗で魅力的な目を、開いた。


「オレは被服に行きたかったんだ」


ちょっと、怒っている。


「・・・そう、か。ごめん」


白亜は慌てて、その場をごまかした。

いらないことにまで、首を突っ込みすぎているんだ。

そこまで、あたしが踏み込んじゃいけない。

白亜はちょっと自己嫌悪と、疎外感を感じた。

そこまで踏み込むことすら、拒まれてる。

って。