愛乗りシンドバッド

……なんか調子くるうなぁ。

するといきなり山田が
ズイズイ近づいてきた。

「ねえ、
君、ハルっていうの?
俺は山田っていって、
たまたまこのハヤト君と
同じ部屋で同い年だし
仲良くして
もらってるんだけどさ。
君ってなんか個性的で
めずらしい格好だよね。
どこで服買ってるの?」

雰囲気はバカっぽいが
ほんのちょっとだけ
俺よりも顔がいいから
自分に自信があるのだろう。

それで女に
もてないわけがないしな。

そんな山田に
ハルは若干
うつむいてみせた。

「フフフン。
恥ずかしがってるの?
サングラス取ってみせてよ――」

と、急に山田の股間あたりに
金属音が突き抜けた。