馬と人の半身をもつ
ケンタウロスは
実体のない抽象的事物と
交わったための
不義の子とされているが、
そんな話はこのさい
どうでもよくて、
その気性の荒さがケンタウロスに
勝るとも劣らぬこの輩が
古鳥のもとに着く前に、
俺はあいつに真意を
問いただしたいところだ。
……いや。なんとしても。
この連中は躊躇なく
その矢を放つだろう。
「気は落ち着きましたか?」
この声はモルジアーナ。
「てんで駄目だ。
足が地についてない感じ。
古鳥のことだって
どうも腑に落ちないし」
「……ジンは我らの好意を
ないがしろにし、
ムーサー王を石像に変えました。
逃亡したこの時代では
ルフを呼び、やりたいほうだい
世間を騒がせています。
それがジン、
すなわち古鳥さんの
性根でありましょう」
「だから違うって」
「……信用していた友の側面が
悪に染まっていると知れば
誰だって辛い気持ちには
なりますが――」
「そんなんじゃない」
くそっ、やりきれないな。
古鳥。お前は完全に
悪になっているぞ。
本当にお前がしでかしたのか?
それならばなぜ?
いつからそんなことに?理由は?
ケンタウロスは
実体のない抽象的事物と
交わったための
不義の子とされているが、
そんな話はこのさい
どうでもよくて、
その気性の荒さがケンタウロスに
勝るとも劣らぬこの輩が
古鳥のもとに着く前に、
俺はあいつに真意を
問いただしたいところだ。
……いや。なんとしても。
この連中は躊躇なく
その矢を放つだろう。
「気は落ち着きましたか?」
この声はモルジアーナ。
「てんで駄目だ。
足が地についてない感じ。
古鳥のことだって
どうも腑に落ちないし」
「……ジンは我らの好意を
ないがしろにし、
ムーサー王を石像に変えました。
逃亡したこの時代では
ルフを呼び、やりたいほうだい
世間を騒がせています。
それがジン、
すなわち古鳥さんの
性根でありましょう」
「だから違うって」
「……信用していた友の側面が
悪に染まっていると知れば
誰だって辛い気持ちには
なりますが――」
「そんなんじゃない」
くそっ、やりきれないな。
古鳥。お前は完全に
悪になっているぞ。
本当にお前がしでかしたのか?
それならばなぜ?
いつからそんなことに?理由は?


