愛乗りシンドバッド

「……いや、
いくらなんでもそれはない。
信じられない。
何かの間違いだ」

「ハヤト。
これは聖戦なんだ。
間違いだった、ごめんねで
済む問題じゃないぞ。
魔人の考えは、
人類の繁栄に害する」

ハルは血で真っ黒な顔で
俺を見た。

今までどれだけの修羅場を
くぐり抜けてきたのだろう。

戦うことに
たじろぐことのない姿勢が、
容赦ない時代のあつれきさえも
感じさせる。

またハルの心も
わかりづらくなっていた。

まるでハルの紅い目が
力の侵入を受け流してるようだ。

「魔人の考え……って
世界を奴らの好きなように
変えちまうっていう……?」