愛乗りシンドバッド

に、人魚が
キスしてくれるなんて……。
間違いなく俺は天国にいる。

「……ううっまだダメだ。
……口がいいな。
じゃないと……ううっ、苦しい」

死して俺は燃ゆるのだ。

この際ノリにノッてみた俺。

……こ、これはさすがに
きついか?


「もう〜仕方ないな。
寝ぼすけさん、
一回だけだよ?」

ビバ……!

鼻息が荒くなりつつも
待ちきれない俺は
これでもかと唇を
前に突き出した。

だがしかし
何か引っかかるような…。

……起きて?