愛乗りシンドバッド

「こんなにいい待遇で
嬉しいんですけど、
やっぱり今夜中に
帰っておかなきゃ……。
色々心配事もありますし」

もしやこの肉、焼き鳥になった
ルフじゃなかろうかって
心配するのもさることながら、
携帯をベイブリッジで
落としたことは
案の定大きな痛手だった。

俺だって携帯片手に
電車待ちしちゃうくらいの
現代っ子なのだ。
あれがないと
みんなとも連絡とれないし、
なによりもそう、
野いちごの携帯小説が
見れんじゃないか。

くそぅ。
オバケの駐在所の
続きが気になる。