地味子な私と、人気者の彼



「赤くなりすぎ!!」


「だって――」


「俺、りかが好きだ」


 反論しようと顔を上げた瞬間、とびっきりの笑顔でそう言われた。


 夕日に照らされた彼の顔はいつもの何百倍もかっこよくて、素敵で、愛おしくて……。