いきなり突拍子もない事を私が言い出したものだから、汰一君はビックリしつつも聞いてくれている。 夢だけど……私だって少し位積極的になりたいの。 「今度会う時、分け目変えてみて欲しいな、なんて……」 「分け目? 髪の?」 「うん……汰一君の違った一面見たいなって思ったから」 「別にいいけどなんか恥ずかしいなそれ。秘密の合図~、みたいな?」