「だから…許せないけど、私のことはもう気にしなくていいから」
『いや、でも許してもらえないとスッキリしないっていうか……』
「スッキリしないで欲しいから言ってるのよ。貴方は浮気をしてた。
私に謝ってスッキリした方が心置きなく新しい彼女に向き合えるのかもしれないけれど」
そう伝えると彼はハッとした。
「それって余りにも勝手すぎるでしょ?」
もう少しは私を振ったことを気に病んで欲しい。
いつかはそんな罪悪感も消えて私のことも忘れるだろうから。
その時が来るまで、少しの間だけ…
私と付き合ってたということを、忘れないでいてーー…
「何年も付き合ってたんだもの。あっさり過去にされたくない。
私は貴方を過去にして先に進むけど、貴方はもう少しだけ罪悪感ってのを感じてて?
それが私の浮気されたことへの復讐、かしら?」
少しだけおどけてそう言うと、彼は弱々しく笑って頷いた。
その顔を見て、彼と全部終わったことを悟った。
心は、穏やかだった。
『いや、でも許してもらえないとスッキリしないっていうか……』
「スッキリしないで欲しいから言ってるのよ。貴方は浮気をしてた。
私に謝ってスッキリした方が心置きなく新しい彼女に向き合えるのかもしれないけれど」
そう伝えると彼はハッとした。
「それって余りにも勝手すぎるでしょ?」
もう少しは私を振ったことを気に病んで欲しい。
いつかはそんな罪悪感も消えて私のことも忘れるだろうから。
その時が来るまで、少しの間だけ…
私と付き合ってたということを、忘れないでいてーー…
「何年も付き合ってたんだもの。あっさり過去にされたくない。
私は貴方を過去にして先に進むけど、貴方はもう少しだけ罪悪感ってのを感じてて?
それが私の浮気されたことへの復讐、かしら?」
少しだけおどけてそう言うと、彼は弱々しく笑って頷いた。
その顔を見て、彼と全部終わったことを悟った。
心は、穏やかだった。

