「貴方のしたことは許せない。・・・けど一つだけ。
一つだけ感謝したいと思えることもあるの。それは、」
一旦言葉を区切って、相田さんを見た。彼も私につられてベンチのほうを見る。
「貴方と別れたから、相田さんと出会えた」
彼の顔が、歪んだ。ちょっと・・・ううんかなり嫌味だったかしら。
「酷いいい様でごめんなさい。でも、今の私の本心よ」
貴方と別れてなかったら、相田さんと出会うことはなかった。
・・・結果論かもしれないけれど、ね。
「相田さんとはまだ出会って間もないのに、素直になれるの」
長い間付き合ってた貴方には強がってばかりいたけれど、まだ2回しか会ってない相田さんには素直になれる。
『そっか』
そう言った彼は、寂しそうな顔をした。
『俺じゃ、由梨を強がらせることしか出来なかったんだな』
「・・・貴方だけのせいじゃないわ」
いつまでも上手に甘えることが出来なかった私にも問題があった。
彼にもっと気持ちを見せていたら。もしかしたらこれから先もずっと一緒にいれたのかもしれない。
一つだけ感謝したいと思えることもあるの。それは、」
一旦言葉を区切って、相田さんを見た。彼も私につられてベンチのほうを見る。
「貴方と別れたから、相田さんと出会えた」
彼の顔が、歪んだ。ちょっと・・・ううんかなり嫌味だったかしら。
「酷いいい様でごめんなさい。でも、今の私の本心よ」
貴方と別れてなかったら、相田さんと出会うことはなかった。
・・・結果論かもしれないけれど、ね。
「相田さんとはまだ出会って間もないのに、素直になれるの」
長い間付き合ってた貴方には強がってばかりいたけれど、まだ2回しか会ってない相田さんには素直になれる。
『そっか』
そう言った彼は、寂しそうな顔をした。
『俺じゃ、由梨を強がらせることしか出来なかったんだな』
「・・・貴方だけのせいじゃないわ」
いつまでも上手に甘えることが出来なかった私にも問題があった。
彼にもっと気持ちを見せていたら。もしかしたらこれから先もずっと一緒にいれたのかもしれない。