「18か19だと思ってた」

続けて、弥生がそんなことを言った。

俺はそんなに幼く見えたのか。

まあ、弥生の方が年上だからたいして変わんねーけど。

「つーか…今さら自己紹介って、変なもんだな」

「どこか抜けてるね、あたしたち」

プッと吹き出した弥生に、俺は笑った。

「まあ、とりあえずよろしく。

あたしの弟になる以上、それなりの覚悟をしなきゃダメよ?」

「覚悟って…」

弟なのに覚悟いるのか?

そんなことを思いながら、
「よろしく」
と、俺は言った。

今日1日いろいろあった…かどうかはわからないけど、そう思っておくことにする。

こうして、俺は増田父娘と同居をすることになった。

なったって、俺がそうするんだからな!?