生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。




「未愛ちゃん、生徒会入りおめでとーう!」



「あ、ありがとうございます」




由羽先輩の掛け声と共に、ジュースが入ったグラスの音が響く。


空港に着いたのが夕方だった為、今日は宿泊するホテルの最上階にあるバイキングで夕食を取る事になっていた。


しかも今現在、あたしの祝・生徒会入り歓迎会を、メンバー全員でやってくれていて。


お祭り好きな由羽先輩に、凄く感謝だ。



…でも。




「瑞希、盛り上がってるかー?未愛ちゃんも楽しめよ?」




あたしと瑞兄を取り囲む雰囲気だけ、まだぎこちなかった。




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