そして始まった集会でも、あたしは小杉春流に痛い程の憎しみに溢れた視線を送り続けたが、完全にシカトされて。
お陰で、就任挨拶の時に噛みまくっちゃって。
…お疲れ、あたし。的な空気になったのは、言うまでもない。
「未愛、入学二日目にして、すっかり有名人になっちゃったね？」」
「もうそのネタ、勘弁して下さい…」
また、自分の中のブラックヒストリーが増えてしまった。やっぱり自分、ドンマイ。
―――そして話は変わるけど、就任挨拶後に全校生徒の前で、瑞兄によってあたしの役職が言い渡された。
あたしの役職は書記。紅羽先輩と一緒だ。
会長・瑞兄、
副会長・由羽先輩、
書記・紅羽先輩とあたし、
会計・小杉春流、
これからあたしは、この個性豊かなメンバーと共に、生徒会活動を頑張っていく事になった。
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