「ちなみに、俺と紅羽は兄妹なんだよな。俺が兄で三年生、紅羽が妹で二年生だから、名前間違えて覚えんなよ、未愛ちゃん?」
そういう事か!
由羽先輩が三年生でお兄ちゃん
紅羽先輩が二年生で美人さんの方
よし。これで間違いなく覚えられる気がするっ!
「という事で、準備はいい?」
「えっ、何がですか?」
「しっかり掴まってろよ?」
そう言い残すと、由羽先輩はあたしを担いだまま、猛スピードで走り出した。
「あぐっ…!」
由羽先輩、足速いな…。何だかスピードが早過ぎて、気を失いそうだよ…。
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