「…あ、大丈夫です」
…か、かわいー。
不謹慎だけど、その子の第一印象は、こんな言葉だった。
肩までつくくらいのマロン色に、ふわふわパーマがかかっている髪の毛。
て、天使みたいだあ…。
…じゃなくて!
こんな事を考えるより、先に謝らないといけないでしょ?
苦笑い浮かべてるし、
完全に引いてるし!
「ご、ごめんなさい!あたしつい興奮しちゃって…」
「…興奮?」
その問い掛けに、全身が固まる。
…し、しまった!
あたしったら、自分の変態ぶりを他の人に見せてどうすんの!?
自分の犯した情けなさ過ぎる失態に、一人で勝手に落ち込んでいると、目の前の子が口を開いた。
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