紳士的なLady




重たい。


重たい重たい重たい。


身体が重たくてたまらない。





何とか振り切ろうと、ガバッと身体を起こす。



「剣!大丈夫?」

「……大丈……夫……だと思う」

「満原さん……!私……」



彼女は私の手を取り、しゃくり上げながら、雫を落とす。



「うん。平気……だから。どこも怪我無い?痛いトコ、ある?」

「無い……です……。でも……満原さ……」



彼女の頭を優しく撫でてやると、堰を切ったように、泣き出してしまった。












――数分が経過した。




私の影が、急に消えた。



消えた数秒後、真上から聞き覚えのある声がした。








「お前、馬鹿じゃねーの?」