タオルを首から提げたまま、リビングの方へ歩く。
まだ真夜中だからか、リビングは真っ暗で、シンとしている。
つまらない。
ふらふらと階段を上り、自分の部屋へと向かう。
そのまま、ベッドにダイブ。
ベッドに転がって、クリーム色の天井を見上げる。
私、疲れてるんだろうな……。
だって、こんなに身体が重いから。
こんなに瞼が重たいから。
目が醒めていても、ベッドの上に転がっていると、うとうとしてくる。
何も考えなくっていいのが、すごく楽。
眠気だけに襲われるのも、案外良いかもしれない。
全て。総て。
嫌な事は忘れちゃって。
消えちゃえばいいのに。