私の胴着は汚れているし、血が付いていた。
それを見てしまった田崎さん他多数は、それはそれは驚き。
猛ダッシュでその場を去ろうとする私を止めようとし、結局、最後まで追いかけてしまったのだ。
「先輩は一応女の子なんですよ?!男らしいけど女の子なんですよ!!」
それは私が一番理解している事ですが。
「だから早く表彰式出て下さい!!」
「は?」
その“だから”は何処に掛かってるのか。
て言うより……
「表彰式、終わってなかったの?」
「山田先生と剣先輩のお母様がお願いしてくれたんですよ!だからさっさと行きますよ!」
そっか……。
「良かった」
「何言ってるんですか?!!せっかく今日は剣先輩優勝おめでとうパーティーしようと思ったのに、その身体じゃ即病院行きじゃないですか!!」
「ごめん、そうだったね……。じゃあ、行こうか」
立ち上がる時に後輩に支えてもらいながらも、
何とか立って歩く事が出来た。
やっぱり、私って恵まれているな。


