紳士的なLady




やっと調子が出てきたみたいだ。



胴、面、突き。




手応えなんて欠片も感じないけれど、今は2人を助ける事だけを優先させなきゃ。




無謀にも向かってきた男たちは、全員だらしなく倒れている。










もう、これで全員終わっ………













「剣ちゃん!!」








千波の叫び声が耳に伝わった直後に響く、ガツンと固くて鈍い音。


その後に、右肩にも鈍い痛みが走る。





痛い……っ。

何だろう、この固いのは。



鉄パイプか何か?





右肩を押さえ、後ろを振り向く。


まさに『いかにも』な男が、ニタリと不気味な笑みを浮かべながら、こう吐き捨てた。






「ミチルには、お前が2度と剣道出来なくなるようにしろって、言われてんだよ」