裸足のまま外へ出て行き、周囲を見渡す。
「先輩ッ!」
試合が終わって、すぐに飛び出してしまった私の後を追ってきたのか、顧問と1年生たちが、息を切らして立っていた。
丁度良かった。
「先輩!急にどうしたんですか!?あんな急いで出ていくなんて……」
「悪いけど、これ持ってて」
急いで面紐を解き、一番近くに居た田崎さんに、それを渡す。
「剣先ぱ……」
「ちょっと行って来るから」
にっこりと笑って、彼女たちを見る。
ごめんね、こんな先輩で。
「剣先輩っ!!」
大きな声で呼び止められ、思わずビクリとする。
「頑張って下さい!!」
うん。
頑張ってくる。
「ありがとう!」


