ピシンッ――!! 竹刀を払い、前へ前へと進む。 「友達を取るか、結果を取るかだって?」 馬鹿にするな。 ふざけるな。 そんなの、決まってるじゃない。 「どっちも取るに決まってるでしょ?」 レンズに映し出される杉村さんの表情。 目を見開いて、一歩も動かないままで。 パァンッと、面を思い切り叩く音が、会場に響き渡る。 「面ありッ!勝負あり!!」 ザッと、赤の旗が揚がり、ブザーが鳴る。 ブザー音を聞いた瞬間、私は防具を着けたまま、外へ飛び出した。